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12月, 2022の投稿を表示しています

KOROBO2で、ボールセンサーと光センサーを同時に使う方法

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 Korobo2はとてもいい機体なのですが、拡張性が高いとは言えないのが欠点です。 せめて、コンパス、ボールセンサーを同時につないだ時に、付属の光センサーも使うことができれば、ロボカップジュニアのビギナーだけでなく、ライトウェイトにも気軽に対応ができます。 無改造では、コンパスとボールセンサーをつないだ状態では、タッチセンサーを使うための2ピンのポートしか空いていません。 今回は、このタッチセンサーのポートを使って、光センサーをつなぐ方法を説明します。 実際には、簡単な改造でつなぐことができます。Korobo2ユーザーの方は、ぜひ試してみてもらいたいと思います。 コンパスはつながない状態で、改造していますが、コンパスがあっても、基板が延長されるだけなので、同じ方法が使えるはずです。 4ピンのポートへの変換基板を作れば、簡単です。 組み立て説明書には、最後のほうに回路図もついていますので参考にしてください。 光センサー用ポートには、タッチセンサーからセンサーポートを、本来のPHOTOポートから、1pinめの電圧3.3Vと2pin目をつなぎます。光センサーのLEDを光らせる回路になります。コンパスをつないだ場合は光のON/OFFは使用できない(ついたままになる)ようですが、そのままつないで問題ないと思います。 これで、4ピンポートが4つできますので、ボールセンサーと、光センサーを二つずつ両方をつなぐことができます。光センサーの反応はタッチセンサーの反応ブロックで使えます。(KOROBO2上はあくまでタッチセンサーだと思っているため) コンパスをつなげた場合の切り替え方法も同じです。タッチセンサーの代わりに床の白線が分かると思えば、それまで慣れている人はほぼそのままプログラムに使えると思います。 ぜひやってみてください。 実際に制作した変換機版

ロボカップジュニア 郡上ノード大会を開催しました

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 12月17日 郡上八幡青少年センターで、ロボットプログラミング講座の最終回を兼ねて、「ロボカップジュニア 郡上ノード大会」が開催されました。  郡上市内の小学生から高校生まで、計31名が参加し、レベルに合わせて、トップリーグ、ミドルリーグ、ビギナーズリーグに分かれ、自分のロボットの性能とプログラミングを競い合いました。 入門講座を受講したメンバーは、「ビギナーズリーグ」として参加しました。 昨年からの経験者は、レベルにあわせて、「トップリーグ」と「ミドルリーグ」に分かれて競技を行いました。 競技ルールは右の通りです。 ビギナーズリーグ  まだまだロボットは改造されていませんが、今年のロボットは、例年よりボールを追いかけていたような気がします。 ボールを追いかけられないと点数も入らないのですが、今回は着実に点を入れるロボットが多かったです。 今後はより高度なプログラムに挑戦し、素晴らしいロボットにしてほしいと思います。 ミドルリーグ  毎回、どこが勝つのかわからないギリギリの戦いが繰り広げられました。まだ高度な戦略というものはなく、いかに自分のロボットがうまく動くかで勝敗が決まります。 試合直前になって、まともに動かないこともよくあります。 しかし、その場合も、どのように対処するかが試されます。故障は問題ではなく、通過点です。それを対処できるようになって、初めてさらに上位に進めます。 トップリーグ トップリーグでは、ボールにすばやく回り込みを行ってシュートを行うロボットたちによる真剣勝負が行われました。 ロボットの性能だけではなく、そのコンセプトや、戦略、耐久性などがすべて勝敗に関わってきます。 いかに素早いシュートを撃つかももちろん重要ですが、シュートが打てないながらも、きっちりフィールド内をキープし、安定して動きづ付けられることも重要です。 ラインを超えてフィールド外に出てしまうと30秒退場という厳しいルールがあるので、スピードが速いだけでは勝つことはできません。今回は安定性に勝ったRAIZOUが優勝の座を勝ち取りました。 選手の皆さんは1年かけて取り組んできたことを活かして、当日も試行錯誤し、真剣に競技に取り組んでいました。 勝ち上がった皆さんがこの先の岐阜ブロック大会も頑張りましょう!!

ロボットプログラミング講座 3日目、4日目

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 ロボットプログラミング講座の3日目と4日目が、それぞれ11/5、12/3に開催されました。 3日目では、入門講座では新しいセンサーであるコンパスを取り付けました。 このセンサーによってロボットは自分のゴール方向が分かるようになり、ただボールを見つけたら追いかけるだけだったロボットが、相手のゴールの方向にボールを持って行くというプログラムが組めるようになります。 でも、センサーが増えるとプログラムも複雑で分かりにくくになります。 どうやってうまく動かせるかを考えることが重要です。 4日目はいよいよ次回にせまったサッカー大会の準備です。 試合に向けて、ロボットの動きを確認し、よりよく動くようにプログラムを修正します。 みなさん、ロボットの調整に四苦八苦です。なかなか思ったように動いてくれないのがこの競技です。大会は、勝敗よりも大事なものがあるという話もしました。この大会は勝つことが目的の大会ではありません。半年前、一年前には、自分ではできなかったことができるようになった、ということをみんなに見てもらう場です。勝てばいいという事ではなく、自分の思い通りに動いて負けたのであればそれは、目標が達成来たという事で、価値のある事。逆に、自分の思う通りに動かなかったのに勝てたのであれば、勝ったことに意味はあまりなくて、なぜ動かなかったかを解決することに意味があります。そしてそれを解決できたら、次はもっと強い相手にも勝てるようになります。つまり、勝っても負けても意味があるんです。ちゃんと伝わったかな? コートを普段よりたくさん出して調整しやすいようにしました。みんながんばっています。 改造部品を付けるため、はんだ付けも自分たちでしています。初めてのことは先輩が教えてくれるので安心ですね。 今日はチーム決めも行いました。さて、次回は、試合するのみ。楽しみです。