3輪の試作について(ハード編)


※この内容には新しい記事を公開しています。こちらも読んでみてください

TJ3Bでロボカップを初めて試合に出ると、3輪のオムニホイールにしたくなると思います。

その場合、結構な金額がかかるので、戸惑う選手も多いようです。

2輪のTJ3Bから3輪にするために必要なのは、

・ギヤードモーター 3つ

・オムニホイール 3つ

・モータードライバー

の三つです。

今回は試作として、できるだけ低コストでお試し3輪マシンを作る方法です。


1.ギヤードモーター

コストを抑えるのであれば、当然、元からあるもので試してみます。だめなら後から適切なものを買い替えればよい。

2輪で2つのギヤボックスを使っているはずですので、もう一つギヤボックスを追加します。

購入するのは、ダイセンのTTモーター48:1です。





2.オムニホイール

これは低コストでそろえるためには市販品では難しいです。安いオムニホイールはあってもホイールとモーターを接続する方法が用意されていなかったりするので、ジョイントを自作する必要があります。

ジョイントを作成できるならオムニホイールもCADで設計してアクリル板で作ると最も安上がりです。

それらが自力では難しい場合は、ダイセンのプラスチックオムニホイール(ロボカッパーには見た目から枝豆オムニと呼ばれている)を購入しましょう。TTモーターとつなげるようにセットになっているので助かります。



3.モータードライバー

ダイセンの6CHモータードライバーが第一候補ですが、高額のため、まず勉強もかねてHブリッジのモータードライバを試してみましょう。

おすすめ1


Maker Drive

https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-16281/

ボタンでモーターを回すテストができるので、電源やモーターが正しくつながっているか確認が簡単です。最大1Aなのが気になりますが、モーターを変更しなければ大丈夫と思います。

2CHなので2つモーターを回すことができます。最近のおすすめです。

スイッチサイエンスでは同じCytron製の3A版も売っています。値段は少し高くなります。


おすすめ2


DRV8835使用DCモータードライブキット

https://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-10346/

テスト機能はありませんが安価で3Aまで流すことができます。大きさも小さいので慣れてきたらこちらもよいでしょう。


接続方法はどちらも同じで電源とモーターをつなぎ、センサーポートのCN9とCN10をOUTPUTとして、モータードライバーのINPUT1とINPUT2につなぎます。

モータードライバーについてはこちらの記事も参考にしてください。

モータードライバーについて


これで3輪にはなります。ボディの構造なども最初はわからないと思うので、お試しとしてはこれぐらいから始めてもよいと思います。

私はこんな感じで配置してみました。






プログラムについては別の記事にします。



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