第9回ロボカップジュニア郡上ノード大会を開催しました

 2025年12月13日(土)、郡上八幡青少年センターにて「第9回 ロボカップジュニア 郡上ノード大会」が開催されました。


ロボットクラブに参加している郡上市の小学生、中学生、郡上出身の高校生をはじめとしてた小学生11名、中学生12名、高校生12名が参加しました。

彼らは自分たちのレベルに合わせた3つのリーグに分かれて、これまでの取り組みで製作したロボットを使って、サッカー競技に挑戦しました。


Aリーグ

小学生のいるリーグです。2人1組の6チームで競い合いました。



TJ3Bという赤いロボットキットを使って電池やモーターや、ボディなどを改造して競技に挑みます。材料はほとんど同じでも形が少しずつ違ってくるのが面白いところです。

プログラムに関してはボールを追いかけることはできても自分のゴールに入れてしまうこともよくあり、方位センサーを使って、オウンゴールをしないようにできるかが勝敗のポイントになってきます。

1週間前には動いていなかったロボットも当日は急に良い動きをするものもいて、とても面白い試合が繰り広げられていました。ロボットの性能差自体はそれほどないので、運の要素もまだ大きく、初心者が経験者に勝利する場面もありました。


Bリーグ

中学生を含むリーグです。2人1組の6チームで競い合いました。










少し改造が高度になってきます。横移動もできるロボットも出てきます。工作技術が向上し、ロボット本体の性能も上がってきますが、特に変わってくるのがプログラムです。動きも洗練されてきてボールを滑らかに追いかけてシュートすることもあります。
ここまでくると勝敗に実力の差が出てきます。運で勝利することは難しいです。

Cリーグ

高校生のみのリーグです。今回は4チーム11名が参加しました。

今年は岐阜高専のメンバーがほとんどだったので、製作環境も充実していてかなりハイレベルなロボットが集まりました。
少し見ただけで明らかに見た目が異なり製作技術の高さがわかります。
小中学生の将来の指針となってくれそうです。
動きは調整不足のチームが多かったようですが、岐阜ブロック大会までにしっかり調整して全国大会を目指してほしいです。

大会の目的としては、自分の制作したロボットの到達点を自分で理解することです。
優勝や試合での勝利はその時点でのひとつの結果でしかなく、優勝できなかった、負けたから一年の活動に意味がなかったとは思ってほしくありません。それどころか、今回は勝てなかったとしても大きな挑戦をした選手こそ成長を感じますし、今後に期待したいと思います。

大会が終わってもロボットクラブは続きます。また次のチャンスに向けてより強いロボットを追求していきましょう。

今大会に出場したロボットたち


ロボカップジュニアという競技は、子どもたちが今までのすべての経験を生かして時間をかけ製作したロボットにプログラムを入れ、ボールを追いかけるようにしてサッカーに挑みます。数か月取り組んだぐらいでは勝てないことがほとんどで、今年が終わってもまた来年、さらに次の年と、20歳になるまでチャレンジできます。大会は世界大会まであり、毎年7月に開催されています。2025年はブラジルのサルバドールで開かれました。2026年は韓国のインチョンで開催予定です。競技もサッカーだけではなく他にも二つの競技があります。

コメント

このブログの人気の投稿

センサー自作のための参考情報

TJ3Bにm5stck UnitV AI Cameraをつなぐ(暫定版)

ロボカップジュニア郡上交流会2025夏