機械の声が聞こえる装置を作ろう!

 ぐじょう体験⑩ サイエンス講座

機械の声が聞こえる装置を作ろう!が11月19日(日)、郡上市総合文化センターで開催されました。

小学生9人が参加してくれました。11人の参加予定でしたが、風邪が流行っており、2人お休みが出てしまいました。残念でした。

この講座は、身近なものの働きを知ってもらうことを目的に、当たり前のように使っているテレビとリモコンの間の会話を聞こえるようにしてみたらどうなるのか、を実験してみました。

※いつもの通り、写真を撮り忘れたため、講座の写真がありません(-_-;;


はじめに「でんき」について簡単に解説しました。

・でんきには、コンセントと、電池と、2種類の使い方があること。その違いは何か。

・でんきに関するクイズ 電気をたくさん使うものはどれ?

そしていよいよ電子工作をみんなでやりました。

・LEDを光らせる

・あかるさによってLEDをあかるくする

機械の声を聞く装置
・きかいの声を聞くそうち


回路としては簡単なものです。

部品も電池ボックスを除けば、3つしか使いません。

でも、それを使うと、リモコンがテレビに送る信号を光と音に変えることができます。



実際にはこんな感じです。

リモコンによって音が変わります。

リモコンのボタンによっても信号は変わっているはずですが、人間が聞いても音の違いが分かりません。
おそらく連続する信号のほとんどが同じで、最後あたりの一部がかわってるだけなのでしょう。

ともあれ、目には見えなく、どうやって伝えてるかもわからない信号を目で見て、耳で聞こえるようにすることができました。

参加した子供たちは、簡単~、難しい~、などいいながら、電子工作をして、回路をつくって動かしていました。装置はそれほど難しくないので、みんな作ることができました。

ただ、やはり作る途中でショートさせてしまったり、つなぎ方を間違えてしまったりして、部品の故障させてしまうことが10件以上ありました。これはこれで学びだと思っています。

LEDをショートさせてしまい、煙が出て、黒く焦がしてしまった子もいました。

赤外線センサーは壊れやすいのか、どこをショートさせたのか、本来の動きをしなくなるものがいくつもありました。


予想外だったのは、これをみて、「でんきってこわいね」という感想を持つ子が何人もいたことです。講座としては狙っていませんでしたが、これはかなり良い経験になったのではないかと思います。実は電気は正しい使い方をしないととても危険なものです。便利なものはみんなそうです。包丁と同じです。電気は安全と思ったまま大人になってしまうと、おもわぬ事故にあうことがあります。

正しい知識を持って、電気を扱わないと危険なこともある。これは機器の故障と引き換えに生まれた良い学びでした。

みんなの操作がなかなかスムーズだったこともあって1時間ぐらいで装置はできてしまったんですが、その後も、あまったLEDやら、トランジスタを使って実験をしました。

楽しかったです。

電子工作は楽しいので、興味ある子はロボットクラブに来てほしいなと思います。

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