ボールセンサー基板の発注

今時、基板の発注は小学生でもできると聞きました。

とはいっても、いざやろうと思うのには勇気がいるもの。

きっかけは、開いている講座で一つ一つセンサーの作り方を教えている余裕がなくなってきたこと。はんだ付けのせいで教える内容の質が下がっては意味がないため基盤の発注にチャレンジしました。

結論から言うと・・・

すごく簡単で確かに小学生でもできるというのは嘘ではないのかも。とはいっても、パソコンに慣れていないようなどんな小学生でもできるというわけではなく、ロボカップで常連にでてくるようなその道に本気の小学生なら十分できるだろうな、と納得できる簡単さでした。

使ったのはFUSION PCBです。
理由は100mmx100mm 5枚 $7.9送料込み というお試しキャンペーンがあったからです。とても安くて失敗を恐れずにできたのが良かったです。

SEED FUSION PCB
https://www.fusionpcb.jp/

こちらを参考にしました。(リンク切れてたらすいません)

回路初心者がFritzingで基板発注してみた
https://qiita.com/igapon1/items/9649bd7957b9efaa8e4c

なぜ、Fritzingなのか・・・既にインストールされていて、使い方を知っていたからです。
でも情報が少ないので、別のソフトのほうが参考ページは多そうです。

そして、待つこと1か月近く、、、届きました。


基盤はボールセンサーのみ。2.5cm角の大きさで作ってみました。ほんとうは基盤を割れるように切れ目を入れてもらう注文をしたかったんですがやり方が調べきれず、仕方なく穴を適当にあけてごまかしました。自分で切るのは少し面倒です。

そして基盤発注の一番の不安点と思われるのは「もし回路が間違っていたらすべてが無駄になる」ということ。一枚だけ試しに作ってみるとか、コスト高くなりそうでできないです。

ドキドキしながら試しにひとつはんだ付け。
  
はんだ付けは一瞬で終了。
今までみたいにリード線を折り曲げながら、サンプル片手に間違えないようにはんだ付けするのと違って、さしてつけるだけ。これは楽です。

そして動作確認。今回は一発であっけなく動きました。
正直、アップロードできたものが正しいフォーマットなのかも不安でしたので、初回は失敗も覚悟していました。終わってみればなぜ今までやらなかったんだろうと思えるような手軽さ。

これなら10個だって一瞬で作れそう。はんだ付けの練習として慣れてない子供たちにも試してもらえそうです。TJ3Bの本体をはんだ付けするよりはよっぽど低リスクです。

個人で何十個もボールセンサーいらないので一人でやる意味は薄いかもしれませんが、まとまってやる教室では絶対やったほうがいいですね。
リード線折り曲げて作りたいやつはそれでやればいいわけだし。

回路図の作成をしてファイルのアップロードすることが一番のハードルです。それ以外は普通のネットショッピングと同じ。
あとは回路図は発注前に念入りに見直すこと。間違っていたら5枚すべてが失敗作になってしまいます。

しかしこの手軽さでこのお値段なら癖になりそうです。いい時代になったものです。

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