ロボカップジュニア ジャパンオープン2019和歌山 いよいよ開催

今週末の4/28, 4/29にロボカップジュニアジャパンオープン2019和歌山が開催されます。

※写真は昨年のもの

ジャパンオープンは日本全国の地区予選を勝ち抜いた19歳以下の子どもたちが自作のロボットで競い合う世界的な競技会です。

ロボットを作るだけではなくて、ポスターを作ったりインタビューもあったりするので様々な面から子供たち本人の力が試されます。

さらにジャパンオープンを勝ち進めば世界大会という大きな舞台が用意されていますが、ここまでいくのは並大抵なことではありません。

ここまで書いておいてなんですが、郡上ロボットクラブでは競技会で勝つことを目的にはしていません。自分たちで好きなことを好きなようにやって、作りたいものを作ってみればいいと思っています。そのための場所であり、材料であり、機会を提供しています。

でも頑張っている子たちはやっぱり外の世界も目指す道も用意したい、ということでロボカップジュニアに参加しています。これに参加すると、同じクラブ以外のメンバーと知り合えたり、知らなかったことを教えあったりできます。自分の実力がついてくるとやはり力試しをしたくなります。そんなための競技会です。

実は、競技会に出れば出るほど実力が上がっていきます。最初から優勝できるような人はいないです。でも地区で優秀であるということは逆に言えば、地区では自分よりレベルの高い人がいないということ。これは残念な状況です。でも競技会に出れば、まわりは自分より上のレベルばっかりです。自分がまだ見たこともないような工夫を射している場合もあります。だから競技会を経験するとまたレベルが上がるのです。

そうやって、いくつもの競技会に参加してレベルをあげてきた選手がジャパンオープンに参加します。なんと今年は岐阜ブロックで大躍進した2チームがあって、それがなんと郡上のチームなのです。

名前も公開したいところですが、インターネットは怖いところなので伏せておきます。

まず郡上1チーム目。美並から出場のGR7(ジーアールセブン)です。ロボット歴は約2年。岐阜ブロック大会では全方向移動ロボットに挑戦。ロボット製作に地道に取り組む姿が非常に好印象なチームです。基礎能力は高くなってきているので、今後の応用に期待がかかります。多少不安定ながらも、見事出場権を勝ち取りました。ジャパンオープンのために、ロボットを大改造しての挑戦です。

郡上2チーム目、大和から出場のSHOUT ARK(シャウトアーク)です。圧倒的低重心のロボを作り上げ、見事に初の出場権を獲得しました。ロボット歴は約1年半。始めてからの成長のスピードがすさまじいチームでもありました。実力はまだまだ未熟なところもありますが、これからの成長が非常に楽しみなチームです。ポイントはハリネズミのかわいさです。

そして最後は八幡と美並の混合チーム「GUJO ROBO」です。彼らがいたから郡上ロボットクラブがあると言っても過言ではありません。ロボット歴は二人共に4年と郡上ではもちろん一番長いです。最初は地区大会でも勝てませんでしたがいくつもの大会を経験してロボットの改造を続けてきました。
今ではクラブの誰もが認める大先輩。ロボットも非常に強力で、その特徴は安定した動きです。数えきれないほどの試行錯誤があったはずです。高度なプログラミング技術で非常に安定した動きでボールをとらえてシュートする様は見ものです。

ちなみにこれらの画像は、岐阜ブロック大会の時に作成したポスターです。子供たちがそれまでに学んできたこと、工夫したことを発表するために作ります。ポスターの指導は見易さをアドバイスするぐらいで、内容は既に教えたことを書いてくるのでほとんどコメントしていないです。というか、大会前日に作ってきたりするのでコメントできなかったりするのですが(笑)

ジャパンオープンの開催は4月の28日、29日。和歌山で戦ってきます。活躍をぜひ応援してあげてください。



ロボカップジュニアジャパンオープン2019和歌山 ホームページ
http://www.wakayama-cci.or.jp/robocup/

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