岐阜ブロック大会2019

2月10日(日)大垣ソフトピアジャパンセンターで、「ロボカップジュニア岐阜ブロック大会」が開催されました。

19歳以下が自律式ロボットの製作やプログラミングの技術を競う大会です。県内各地から58チーム約120人が出場しました。

郡上ロボットクラブからも、サッカー ライトウェイトリーグ4チーム、ビギナーズリーグ4チームの計8チーム16名が参加しました。


ロボカップジュニアの大会は「競技会」というより「発表会」に近いと思っています。

なぜか?選手たちは年齢だけでなく、それぞれの地域で学んできた期間や内容が異なります。ロボット製作にかかった費用も違います。完全に公平な戦いになりません。しかし、公平にするための制限(期間だったり費用だったり部品の制限だったり)は子供たちの学びの自由を奪うことになります。そして、目的が「思い思いのロボットを作ること」であり、「優劣をつけること」ではないという理由のためには制限は不要です。その題材として「サッカーをするロボットを作って遊ぼう」という題目が与えらえているのみです。
(サイズ、重量、電圧などの最低限のルールはあります。)



遊ぶことが目的なので、好きなロボットを作ればいいのです。弱くても人をあっと言わせるようなロボットを作ってもいいのです。

それが楽しいから作ります。めんどうで細かい作業もやります。持ち寄られたロボットたちを見て子供たちはお互いに刺激を受け、高めあっていきます。

無口でも強いロボットを持っている子の周りには自然と人が集まってきます。知っていることを子供たち同士で教えあったりします。


そうやってロボットを繰り返し作っているうちにロボットはどんどん進化していきます。サッカーも強くなっていきます。
そして今、一番強いロボットを持っている人が優勝するのです。


ここ数年、私は毎年、審判をやっています。いろんな子供たちがやってきますが、みんな勝っても負けても楽しそうに、時に悔しそうにロボット制作を楽しんでいる姿はとてもうれしい気分になります。

この場でしか学べないことがたくさんあります。ぜひ来年もたくさんの出場者がいろんなことを感じてくれたらと思います。



今回の大会は大垣市に強力にバックアップをいただきました。ありがとうございます。子供達のための大会ができたと思います。

私はクラブの子供達に「結果を出せ!そのために努力しろ!」とは絶対にいいません。「やりたいことをやりなさい。もし結果が出なくても気にしなくてよいよ」と言っています。

「楽しいから努力する。努力するから結果が出る。」だからまず、子供達には楽しい体験、つまりは子供たちのやりたいことをさせてあげたいと思っています。






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